060 基本中の基本2
こわくないんですか?
わたしは、ビルの窓ふき職人でした。
高層ビルの窓ガラスも洗います。
25階建てのビル、50階建てのビル、などなど
のガラスをゴンドラに乗って、
上から洗っていきます。
下を見ると、歩いている人は点にしか見えません。
風が吹くとゴンドラは揺れます。
洗わなければならないガラスは膨大な量あります。
だからゴンドラに乗っている間は、
ひたすらガラスを洗います。
で、わたしが高層ビルの窓ふきをやってますと
自己紹介すると、よく聞かれることがありました。
こわくないんですか?
こわくないです。
新しくアルバイト君がやってきます。
サーファーだそうで、体力はありそうです。
彼を屋上に連れていきます。
ゴンドラの準備をして、
わたしが先に乗り込みます。
彼は、足がガクガクしています。
見て分かりました。
おっかないです。
いいからのれ!
3日目くらいから、
彼は、ふつうに何の苦もなく、ゴンドラに乗り込んで
作業を進められるようになりました。
さて、先週号で、
勉強できるためには、
机に向かって、なにかの文書を前にして、
楽に自然に座っていられなくては、
いけないと書きました。
読者の方より、感想をいただきました。
普段は結構面白く読んでいます。
しかし今回のは非常につまらなかった。
2時間、楽に座っている方法とは?
これは肉体的に? 人間工学的に? 精神的に?
具体的なことが何もかかれてない?
別に悪気があって、噛み付くわけではありませんが、
正直、今一歩納得できません。
例えば
肉体的に:
自分の体に合った椅子を選ぶ。その時の基準は ・・・・
精神的には:
まず好きな科目から始めてウォームアップして ・・・・・
とかみたいなもっと具体的なヒントを期待していたのですが?
感想ありがとうございます。
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さて、先週号の特集について、
疑問を持たれるのも当然だったかもしれません。
言葉が足りなかったかもしれません。
上記で、高所作業の例を出しました。
高いところがこわいという人がいます。
こわがっていたら、作業できません。
仕事になりません。
だから、楽に自然にいられるようになるしかありません。
「勉強の技術」を開発した、L.ロン・ハバード氏から、
「コンフロント」という言葉を教わりました。
ただし、ふつうの英和辞典にあるような定義とは少し違います。
confront,コンフロント:
直面すること、楽にそこにいて知覚すること
目隠しして、下を見えないようにしたら、
怖くないかもしれません。
薬を飲んで、神経を麻痺させたり、
気持ちをたかぶらせたりしたら、
怖くないかもしれません。
でも、その状態は、
コンフロントしているとはいえません。
勉強において、
机に楽に向かっていられないのなら、
楽にいられるようになるしかありません。
「いす」とか、
「何を学ぶか?」とか、
は問題ではありません。
「あなた」が、楽にいられて、知覚できているか?
ということです。
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